ラブレター

Houses of the HolyLED ZEPPELLIN/THE HOUSES OF HOLY
星空。夜中に空気が冷えるときれいに見えるようになってくる。街中にいるよりも、ちょっと山の方に行くときれいに見える。排気ガスが流れたらきれいに見える。最近夜中に出歩かなくなったせいで、あまり星空を見上げることもなくなってしまった。星空。なんとなく思い出すのは、帰り道に送って行ったこと。家までは車で入ってけないから、ここでいいよといつも降ろすところ。俺はその後の後姿にいつまでも手を振ってた。見えなくなるまで。彼女も振り向かないで手だけは大きく振ってくれた。今はそのコは遠い街にいること。ふとした時に思い出すのは、星空の下で手を振り合ったことと、彼女の後姿。クリスマスの町並みでも手を振った。いつでも手を振って別れた。いつまでも手を振り合えることがうれしかった。手を振ることで、また会える日がくるのを楽しみにしてた。またいつか、手を振り合えると思ってる。今度はどこになるんだろうか。いつなんだろうか。それはまだ俺も知らない。そんなことを思い出しながら、このアルバムを聞いてる。「THE RAIN SONG」って曲が、今も好きです。激しい曲のZEPも好きだけど、しっとり聞かせられる曲があるZEP。知らない人にも聞いてほしいアルバムです。